自己表現とライティングの治療効果
私の自己表現は、フォトグラフィーだけでなく、ライティングも大切な一面です。日々の思いや気づきをエッセイにして文章に綴ることで、心の整理や自己理解が深まっています。このライティング活動は、フォトエッセイのように、私の内面を率直に表現する手段であり、フォトグラファーとしての活動を超えた、私自身の大切な自己表現の一部です。
私の発達の特性として、言語理解の指標が非常に高いことがあります。これは大きな能力でもありますが、同時に弊害をもたらすこともあります。脳が常に勝手に思考を巡らせ、それを言語化しようとしてしまうため、思考が溢れてしまうことがあるのです。その結果、これを抑制することが難しくなり、思考が止まらなくなってしまいます。
このようなとき、アウトプットする手段としてライティングが非常に効果的です。言葉を形にし、整理することで、溢れる思考を落ち着かせ、心のバランスを保つことができます。また、他の行動に集中することでも、思考を抑える助けとなります。私にとって、ライティングは自己対策や癒しとなる重要な手段です。
また、私は、エッセイを書くことを通して、多様な背景や経験を持つ人々を尊重する大切さを伝えたいと願っています。そして、一人ひとりが自分のペースで進んでいけるような、支えや気づきのきっかけになれたらと思っています。そして、こうした考え方や価値観が広がり、違いや多様性に対する認知が深まることを願っています。
特に、自分には直接関係ないと感じている方々に読んでいただけると、家族や学校、職場などで、付き合いづらいと感じる人への感じ方や接し方が変わったり、周りにいる身近な人との違いを知り、理解を深めるきっかけとなるのではないか、という希望も抱きながら、書いています。
私の文章が、読んでくださる方々にとって、少しでも、未知や無知への理解や、自分の価値を実感し、歩みを進めるための何らかの一助になれば、嬉しいです。